結論から言うと、ノイズキャンセリング性能は少し上回り、音質は軽くなった感じである。
待ちに待ったBose QuietComfort Earbudsが発売日の今日、2020年10月15日に手元へ届いた。予約していた甲斐があったというものである。早速開封の儀。
嬉しいことに既に充電されていたので、早速使用する。当然、Bose MusicはiPhoneにインストール済みである。ペアリングまで2、3度試行したものの、無事接続された。丁寧にも装着の解説付きである。イヤーチップは、QuietControl 30同様、Mサイズで丁度よかった。
さて、まずは静音性。ノイズキャンセリングを最大にしたときの室内音を比べてみた。さすがBose、テレビの音程度は相当抑えてしまい、はっきりとした違いはでなかった。それでもQuietComfortに分があるように聞こえたのは贔屓耳だろうか。ケーブルがない分、外を歩いた時の風切り音は間違いなく軽減されると期待している。週明けには電車内でも確認したい。
続いて音質。New Orderファンとして、当然新曲の”Be a Rebel”で聴き比べる。それほどリファレンス向きでもないかな、と危惧していたところ、明らかに音は違う。エイジング云々はさておき、QuietComfortは軽い。Bose特有の低音は控えめとなり、高音のシャリ抜けが強まった感じ。中音域も、クリアではあるが、軽め。聴き疲れしないメリットはありそうだが、好みの分かれるところではあるかもしれない。
参考まで、「Mimi 聴力検査」の結果を載せておく。偉そうなことを言っているわりには人並みの耳である。
QuietComfortがQuietControl 30に勝っていると確実に言えるのは、ケーブルがないことである。いや、フルワイヤレスだから当たり前じゃん、とは言わずにいただきたい。皆さんご存じのとおり、Boseは「がわ」の弱さに定評がある。ご多分に漏れず、我が家のWaveは3年ほどでCDの排出ができなくなり、QuietControl 30も2年半で2代目である。先代は、これも有名なケーブル接続不良でやられてしまった。物理的に破損しそうな箇所が少ないだけで安心して使用できるというものである。Boseファンらしからぬ物言いだが、音はいいのです、本当に。
もう一つ、QuietControl 30は首掛け部分が結構目立つ。何だ、あのおっさん、とじろじろ見られることが少なくなるだけでも心が休まりそうだ。